米国のSocial Security Numberについて

 Social Security Number (SSN) とは?


Social Security Number (SSN) の略で「社会保障番号」と訳されています。本来はアメリカ政府から年金を受取るための番号ですが、現在では本人かどうかを確認するためのもっとも重要なID番号として、広くアメリカ国内で使われています。アメリカでは、納税申告書を提出する時、運転免許の申請をする時、年金を積み立てる時等には原則としてSSNが必要です。

以前は留学生でも簡単にこのSSNが取得できたのですが、最近は米国市民、永住権保持者、または就労許可許可証を持っている外国人を除き、その新規取得が著しく困難になってしまいました。


 SSNとライセンス申請


CPAライセンスの申請にSSNが必要かどうかは州の法律(Accountancy Act / Regulations)により異なりますが、原則として(1) SSNを提示しないとCPAライセンスが発給されない州, (2) SSNがなくてもライセンスが取得できるが特別の手続きが求められる州、ならびに(3) SSNがなくてもライセンスが取得できる州(特別の手続きは不要)に分けられます。

最近の傾向としてはSSNを要求する州が増えてきていることが上げられます。例えば、以前はイリノイ州、モンタナ州、インディアナ州、ミシガン州、フロリダ州等ではSSNを持っていない人でもCPAライセンスが取得できましたが、最近10年の間に各州ともにCPA法を改正し、現在ではいずれの州でもSSNがなくてはライセンスの申請ができなくなってしまいました。


 どうすればSSNが取得できるのか?


SSNを取得するためには、就労ビザを取得して渡米し、現地のSSNオフィスに出頭して申請を行うことが必要です。そして申請の際には現地住所の提示も求められます。

SSN申請における最大の難関は就労ビザの取得です。就労ビザはそのビザ申請をサポートしてくれる米国企業・機関が見つからない限り取得はできません。このため、現在勤務している日本の会社からアメリカの子会社へ派遣されるような場合を除き、その取得は容易ではありません。ただし、アメリカでビジネスを行っている知人等がいる方であればSSNが取得できる事もあります。当事務所でもSSN取得に関するアドバスを提供しておりますので、ご希望の場合はお問い合せフォームからご相談ください。


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